Evergreen English

日本人講師による英会話と、ネイティブによる授業の違い

100万ドルの夜景で有名な香港や美味しい食事が人気な台湾、そして割かし日本語を話せる方が多い韓国、などと言ったアジア圏からの観光客が著しく増えるこの沖縄で、英会話や中国語を話す人材の需要が目立ち始めています。
と同時に、母国語以外の言語を身に付けようと、英会話教室や中国語教室へ通い始める方も増えてきているようですが、では一体、どのような勉強方が最も適しているのでしょうか。

まず母国語と違う言語（ここでは英語として）を教室などで勉強する際、第一に考慮しなければいけない事は、その言語を教わる相手が日本語を話すのか、それとも英語のみを話すのかです。
皆さんはこれから英語を学ばれる訳ですので、現時点で理解のできない英語のみを話す講師の場合と、元々理解のできる言語（日本語）で説明ができる講師を選ぶかで、実際ご自分が英語を話せるようになるまでの道のりは、大幅に変わってくると言えるでしょう。

ですが勿論、皆さんの既に身に付けられている英語のスキルによって、どちらを選択するべきかも異なってきます。

例えば大人の中級者の方の場合、これには二つケースがあります。　まず一つは、英文法の基礎知識が既にきちんと身に付いている場合、その方に必要な事は大抵会話の実践だと言えます。　そこで耳なれをさせると同時に、自発的にも話せるようにと、ネイティブ講師とのレッスンの方が良い場合も多々あります。
ただそこで理解できない部分等があった場合、もちろん貴方様は質問をし、講師の方も時間をかけ丁寧に説明してあげる事が、その生徒さんがこの先も更にスキルを上げていけるかの大事なキーになる訳です。

ところが二つ目のケースですが、これには私も余り指摘はしたくはないのですが、基礎知識はままならず、単語のみを並べて＜会話＞をする方の場合。　英語は出だしが肝心です。　初めの方に最も大切なルールがそれぞれ含まれています。　いつ何時の話をする際も、いつも同じルールを使って会話をしていませんか？
単語は並べれば、ネイティブの方は「およその意味」をくみ取ってくれます。　が、肝心な意味や伝えたい事は把握できてはいないので、そこで両方の会話に「ズレ」が生じてくるのです。　例えばこれがただ単なる挨拶程度の会話であれば良いのですが、これが仕事上の会話であればどうでしょう。　双方の会社にすれ違いのみならず、大きな損害まで発生しないとは言い切れないのではないでしょうか。

二つ目のケースの場合には、残念ながらこれまで本人が勉強してきた基礎を崩す必要があるので、ネイティブよりも一から説明のできる日本人講師の方が良いと、個人的に良いと言えると思っています。　会話をしていて楽しいのは勿論ネイティブの方ですよね。　ですがこの先英語のスキルを伸ばさず同じままの、間違えた英文法でやり過ごしてしまうのは、非常にもったいない事ではないでしょうか。

次に初心者です。　英会話は誰に教わるかで、貴方様の未来のスキルを非常に左右します。　この「スキル」と言うのは、英会話のスキルだけではありません。　英会話のスキルが上がれば、貴方様は自分に自信を持つことができますし、自信を持てば対人関係も前向きになってきます。　その対人関係とは、英語が話せれば日本人のみならず、世界の人との人間関係が広がる訳です。
そのスキルがある人材を今まさに必要としているこの日本で、ある職種によれば貴方様の仕事のスキルも上げれる訳ですね。

勿論、お金が腐るほどあり、英会話塾に支払う金額も糸目を付けず、毎日通う事ができるのであれば、それは正しくネイティブの方から教わる方が良いでしょう。　ですが、そう言う事が可能な方はたった一握りではないでしょうか？
一回一回の授業で理解、スキルを上げていかなければ、実際正しい英会話を話せるようになるまで、週一のネイティブとのレッスンで何十年もかかると思って良いと思います。

英語は昔も今も、世界共通の言語です。　中国語の需要が上がりつつある中でも、やはり英語は不動の人気を保っています。
その英語が話せるようになると、どれだけご自分の世界が広がることでしょう。